2017年10月30日月曜日

文豪さんのお話

こんにちは!AA宮本です。

今は三島由紀夫の『金閣寺』を読んでいるので彼の話でもしようかな、と。

三島といえば割腹自殺ですよね。
彼がなんで死んだか知っていますか?

憲法改正を求めるクーデターを起こして死んだのですが、その内容はずばり
自衛隊を国軍として認めることを求めるものでした。
彼の目的は国を軍事国家にすることではありませんでした。
軍人の誇りを重んじる人だったのです。

その思いは彼の作品の端々から感じることができます。
勿論『金閣寺』からもです。
陸軍に入った若い青年が、学生に囲まれている描写があります。
彼の死への覚悟が美しく描かれます。

登場人物が割腹自殺をする話もあります。
『憂国』です。短いながら主人公とその妻との会話から静かなひしひしと覚悟が感じられる傑作です。『金閣寺』よりも短く分かりやすいですのでオススメです!

そんな彼はアンチ太宰としても有名ですね。全ての作品を否定していたわけではないみたいですが、誇りをもって部下の前で割腹した彼と、心中を選んだ太宰とでは性格は合わなそうです笑